夫と私

よくあるタイプの女オタクの私とサッカーが好きな夫の話

パン屋と大学

2週間に1回、食料品や消耗品を買うために少し遠いスーパーに行く。近くのイオンよりも全体的に価格が安い。

その近くに大きなパン屋さんがあり、いつも賑わっている。パンはとても美味しいし店員さんが明るくハキハキとしている。若い人もそうでもない人もいるが皆パンを売って楽しそうなせいか、私はこのパン屋さんに行くたびにこのお店でアルバイトがしたいなぁと思ってしまう。

今の仕事が嫌とかそういうことではなく、子供がケーキ屋さんになりたいとか言うのと同じ感じで私もパン屋さんで働いてみたいのだ。パンをテキパキと包んでお金を数える(カードが使えないのがこのパン屋の唯一の弱点と言っていい)とか、パンが焼けましたよと声掛けするとか、何故か楽しそうだと思ってしまう。

あとアルバイトをするとパンの割引もあるらしい。素敵なことだ。近くには大学もあり、私がここの学生だったらパン屋でアルバイトをしようと謎の決意をした。パン屋はだいたい朝が早いので講義の前に少しアルバイトできるだろう。割引でパンを買って講義の前に食べよう。そんなパラレルワールドの私がいたらいいなと思う。