夫と私

よくあるタイプの女オタクの私とサッカーが好きな夫の話

14Cづいている

3連休を利用して福井に旅行した。自家用車で全ての工程を賄ったので結構疲れたが、楽しかった。

1日目は年縞博物館へ行った。夫が行きたがっていた施設で私はついていった格好だったが密度の高い展示で面白かった。雨の中だったが数組の来館者がいた。昼を併設のカフェで食べようとしたが、時間が遅く売り切れているメニューが多いとのことで諦め、SAで買った焼き鯖寿司を食べた。これもかなり美味しかった(私は鯖が好き)。

年代測定は13Cだと思っていたが14Cの間違いだった。多分研究室でNMRをやっている人がいたので間違って覚えたのだと思う。恥ずかしいが、人に通じにくい恥ずかしさだ。

夜はホテルに併設の居酒屋で食べて、外出せずに済んだのはよかったが、せっかくなら店を探して代行運転を頼めばよかったなと思った。

2日目は恐竜博物館へ。夫は「恐竜不動産」の看板を見て笑っていた。最近見ないほどの混雑だったが、これも充実した展示でとても楽しかった。子供がもちろん多かったが、大人だけのグループも結構いた気がする。過去の認識と今の認識を併記していたり、学術的にも本気度の高い展示に見えた。

自分が現生人類だから普段は認識していないが、人類だってたくさん種類がいたしそれ以外の動物もいろいろな種類がいて、本来の棲家から追い出される度に新しい機能を獲得し、あるいは他の生き物を追い出してきた歴史があるのだと思うと面白いしちょっと怖い。

私は子供の頃、物語を人間が書いているとは考えておらず、天から降ってきたもののように見なしている節があった。小学校の途中くらいで物語は人間が作っているものなのだという認識が確実になり、それなら自分が作ってもいいんだなと認識して小説を書き始めた。恐竜博物館を見た子供が恐竜の研究者になるといいなと思う。

帰りには海鮮丼を食べた。少し不気味なのと生臭いのでウニが苦手だったが、この日食べたウニは美味しかった。ウニの方が地球においての先輩にあたるのだ。