夫と私

よくあるタイプの女オタクの私とサッカーが好きな夫の話

面談

半期終わるごとに課長と面談をする。課長は穏やかな話ぶりなのだがなんとなく話の噛み合わない人だなとは思っていた。ただ私は大体の人と話が噛み合わないので普段からあまり気にしていない。

課長から今期の働きについていろいろ言われた後、「何か悩みや言っておきたいことはないですか」と聞かれたので、「これ以上昇格する必要性があるのかどうか悩んでいる」と答えた。

「まあ、その件は気が変わるかもしれないから今は置いときましょう」と課長は言い、続けて「他には何かないですか?」と言うのだった。いやいや話す気なくなるよ。悩みあるんで一緒に考えてくださいよ。考えるフリくらいしてくださいよ。

今までも思っていたが多分課長は私に言わせたい内容があるのだろう。もっと空気が読める人ならちゃんと会話を成立させられるのかもしれないが、私には無理だ。いえ特に、他にはないですねと言って面談は終わった。互いに実りのない面談だった。